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ヨーロッパの西の果て、ファドの旅へ
2009-07-24 Fri 04:54
年末から1月半ばまで、ヨーロッパ一人旅に行ってきた私。
旅行記を書こうと思いつつ7月になってしまいました。
旅の報告をまともにしていないので、急で話が繋がらないのですが簡単に説明すると
今回行ってきた旅行先は
ポーランド→チェコ→スペイン→ポルトガルを回る旅でして
この中でチェコとスペインは過去にも旅行したことがあったんです。

今回の旅のハイライトは二つ!

ポーランドの負の遺産、アウシュビッツ強制収容所見学。
そしてポルトガルでファドを聞くこと。


このテーマを中心に旅のコースを決めました。
ポーランドとチェコは隣の国。
ポルトガルとスペインも隣の国。
つまりはチェコもスペインもついでなんです。
ついでにしてはあまりにも美しすぎる国々ですが。

ヨーロッパの地図がパッと浮かぶ人には
この度のコースは「えっ!」って言われる。
だってヨーロッパの西と東・・・・。
ええ、本当に大変でした。

細かい旅行記はまた今度書くとして(そのつもり)
今回は旅のテーマであった一つ。
ポルトガルの心の歌・ファドについて。
th_IMG_1019.jpg

ファドはポルトガルの首都リスボン発祥の音楽といわれていて
美しいポルトガルギターの音色に合わせて
ファディスタといわれる歌手が哀愁あふれる歌を聴かせる音楽。
リスボンにはcasa de fado(ファドハウス)といわれる酒場が点在しており
夜な夜な美しい歌声を聞くことが出来る。

それは、いまのJーPOPに代表されるようなノリの良いだけの音楽とは対照的で
聴く者に問いかけるようにしっとりと、
時には激しく情熱的に、時には哀しく・・・
哀愁漂う「唄」を聴かせてくれる。
ファドシンガーには「歌心」がちゃんとある。
心に響く唄を聴かせてくれるのだ。

私は今流行りの音楽には全くといって興味を持つことが出来ない。
音楽とは人を楽しませ、幸せにしてくれるものだと思っていたけれど
今の音楽からはお金の匂いしかしないから。
上手い感じには歌ってるけど、何も心に響かないから。

そんな私がどうしても、現地に行ってまで聴きたい!と願ったのは
FADOだった。
あまり情報もないままに、リスボンの街にたどり着いたのは
旅の最後にあたる。
ポルトガルに旅立つ前日に、スペイン・サラマンカでポルトガルの地球の歩き方を
落としてしまった私。ポルトガルは勘だけで旅をしていた。
th_IMG_0684.jpg

ポーランドからの長旅の疲れを癒すように
リスボンでは一週間ホテルをとった。
とはいえ、休んではいられない。
私は、リスボンにいる一週間、聴けるだけのファドライブに行き、
ポルトガルでしか手に入らないCDを買いだめして帰らなくてはいけないのだ。
th_IMG_1064.jpg

一日目はツーリストインフォメーションで、ファドハウスのリストを貰い
適当に決めた店にタクシーで連れて行って貰った。
料理と音楽で55ユーロ。
美味しいし、それなりによかったけれど
コレが一週間だとちょっと高いなぁ・・・と
次の日またツーリストインフォメーションへ。
「もうちょっと安くて、地元の人がいくような場所を教えて!」
と説明すると、地図に丸く印を書いてくれた。
「このあたり一帯にファドハウスが集中してるわよ」と。
そこはリスボンのアルファマ地区と言われているところ。
なるほど!と、早速夕方行ってみる。
地図の丸印はかなりのアバウトさで、行ってみても検討もつかず
1時間半は歩き回ったか・・・途方に暮れて居たところ
日本語で「パウロさんのカステラ」と書いてあるカステラ屋さんを発見!
疲れ果てた私にはカステラも、中で働いている日本人らしき人々も
眩しく見えた。
th_IMG_1007.jpg
カステラと抹茶を飲みながら一休み、店員さんに
「このあたりにファドを聴かせるお店知りませんか?」と尋ねてみると
「私の行っている大学のクラスに日本人のファドシンガーがいるから
電話してあげる!!」と。
早速電話をかけてくださり、しかも相手は近くにいるから直ぐに行くと。
とんとん拍子に話が進み、日本人でファドシンガーの女性が駆けつけてくれた。
ファディスタ・津森久美子さんとの出会いの瞬間だった。

ファドを聴きたくてリスボンに来たこと。
アルファマ地区に来たのは良いが迷ってしまったこと。
前の晩のファドハウスが高すぎたこと。
色々説明を聴いてくれた彼女は
「今夜、寮の友達とみんなで行く店に一緒に行きませんか?」と。
「是非!!!お願いしますっ!」

というわけで、リスボン・ファドの旅の案内役としてはこれ以上の人はいないだろうと
思われる素晴らしい方に私は出会ってしまったのだ。
全く、運命的だった。

その夜、彼女はファド屋案内をしてくれてから
地元の人しか行かないようなディープなファドハウスに連れて行って貰った。
th_IMG_0814.jpg
th_IMG_0813.jpg

小さな店にぎゅうぎゅう詰めに座り、常連達が順番に歌う歌う・・・。

ファドが観光客向けの伝統音楽ではなく、地元の人々の心の音楽なのだと
実感させてもらえるような楽しく貴重な空間だった。
そして、その場で歌った彼女の歌声は美しく、
ポルトガル人のそれと何ら遜色ないものなので驚かされた。
th_IMG_0804.jpg
th_IMG_0760.jpg
th_IMG_0782.jpg


その後、また別の日に彼女と待ち合わせして
リスボン観光に付き合ってもらった。
CDショップにも連れて行ってもらっておすすめのCDをセレクトしてもらった。
この旅で買ったCDは40枚ほど。
どれも日本では手に入らないものばかり、大切な宝物となった。

連日、夜はファドハウス巡り。
深夜になるので体力的に限界だったけれど
頑張って通った。
楽しくて感動的なリスボンでの毎日だった。
私の旅は津森さんのおかげで大成功を収めたのだった。
th_IMG_1086.jpg
津森さん本当に有り難う!Obrigado!!









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